勢力概要

人狼勢力

 かつての人狼たちは、地下の奥深くで土を食って生きていた。
 しかし、ある時ある者が、人間という非常に美味な食材を発見してしまったのである。
 生息数が多く非力で、捕獲が容易であるものの可食部はそれほど多くなく、内臓に至っては捨てるしかない。それでいて、固めの肉や骨は噛めば噛むほど味が出るのだ。
 希少部位の頬肉を生きたままの鮮度でぺろりとやる。そんな欲求が、今も人狼たちの中に渦巻いている。

コンセプト

時に人を欺いたりしながら、高い殺傷能力と耐久を活かして、少数精鋭で他の勢力を殲滅します。


人間勢力

 マキョウ都で健全な生活を送っている人間や無害なミキシンたちは、近年増加傾向にあるにもかかわらず、人狼被害にあまり関心がない。
 一部の者はそれが人狼であるか判るのだし、無防備でさえいなければ、万が一の時に自らの命を守ることもできるというのに、である。
 そんなことでいちいち他人を警戒していられない。
 あるいは、人狼も人間も大差ないと考えているのだろうか。
 さもありなん。人間であれ、ひとたび血の中に立てば、常より隠していた残虐な心を曝け出して、生命を屠るのだから。

コンセプト

ささやかな能力と、情報交換を通じて、自らの推理に基づき他の勢力を殲滅します。


サツバツ保育園勢力

 近頃のサツバツ保育園の園庭では、たびたび恐ろしいパンダさんが目撃されている。
「でもね、パンダさんは人間襲うよ」と、大興奮なのは園児ばかりだ。
 園長含む保育士たちは、パンダさんの脅威から逃れる為に、あの手この手の対策を講じた。が、相手は地上最強の生命体である。当然のごとく、あらゆる手段は無駄に終わった。

 今日も一匹、ケージのウサギが死んだ。園長が大切に育てていた。
 悲しみにくれる園児を抱きしめながら、保育士は泣いた。頭から半分食われているウサギの残骸を、かえでの木の下に埋めてやった。
 園長先生は、ウサギの墓の前に立ち、どんよりとした空を見上げながら、安らかな眠りを祈った。握った拳で目頭をぐりぐりやって、洟をすする。それから「ん?」と言った。
 園長は真実に気づいたのである。
「あれ? そいや、うちら誰も襲われてなくね?」

コンセプト

自らの正体がバレないように気をつけながら、パンダさんの襲来によって他の陣営が少しずつ消えていくのを楽しみます。


聖蹟桜ヶ丘勢力

 マキョウ都とは別の暦を使う誰も知らない場所で、その事件は起こった。
 令和元年の12月ごろのこと、高尾山口行きの最終電車が突如としてその姿を消したのである。

 サツバツ新聞の記者に対して、S.T.さんはこのように語っている。
「黄昏迫る街並みや、車の流れを横目で追い越していると、その向こうは不思議の町でした。ええ、私は元気ですよ。落ち込んだりもしたけれど」

 S.T.さんが聖蹟桜ヶ丘に帰ることは永遠にないだろう。金なし職なし戸籍なし。遺してきた恋人だっていたかもしれない。哀れなことだ。
 しかし、そんな人でもチョロめの審査後即入居できちゃうのが、サツバツ不動産の物件なのである。

コンセプト

異世界転移ボーナスアビリティによって獲得した非常に高い耐久力を活かし、他人の推理をかき乱しながら他勢力が死んでいくように仕向けます。
マキョウ都とは異なる倫理を持つため、他人を殺すことができない代わりに、アクションで聖蹟桜ヶ丘勢力を増やすことで勝利します。


魔法使い勢力

実装中です

コンセプト

人狼勢力のように時に嘘をついたりしながら、アクションに代わる魔法によって様々な効果を持つシジルを他人に付与し、それによる効果によって自陣営を勝利に導きます